Kim Suhyuk
2017-12-15Bridge Engineering
はじめに
こんにちは。LINE ITSC所属のエンジニア、Kim Suhyukです。これはLINE Advent Calendar 2017の16日目の記事です。
先日12月10日に、LINE LIVEサービスがリリースされてからちょうど2年が経ちました。リリース以来障害なく運営できて、とてもよかったと思っています。私はライブメディアサービスの構築や運営の経験がなかったため、今回の記事では、設計や構築を始めるときに悩んだ点についてまとめてみました。
背景および課題
LINE LIVEは、いつでも誰でもライブ配信できるサービスとして、予測を超える数のユーザーが利用したとしても円滑にライブを配信・視聴できる必要があります。そのため、以下の条件を満たす構造が必要と考えました。
1.リソースが足りなくなったときに速やかに拡張できる。
ライブを配信・視聴するユーザーの数を予測できない一方で、全てのリクエストを同時に処理する必要があります。
2.ライブ配信・視聴に対して、同時接続した全てのユーザーに安定的な品質を保証する。
LINE LIVEでは、LINE公式アカウントからもライブを配信でき